本校社会科主任が全国地理教育学会にパネラーとして登壇・壇上ディスカッションを行います!
全国地理教育学会にパネラーとして8月10日(土)に東京へ。
登壇し、ディスカッションをしてきます。
テーマは、「地公連携の実際とその課題」。
【趣旨】
地理教育における地歴連携については、従来からそれなりに実践や研究の積み重ねが行われてきた。
全国地理教育学会学会誌「地理教育研究」誌上にも地歴連携に関する論文の掲載が続いている。
一方、地理教育における地公連携に関する実践や研究は極めて少ない。
また、中学校社会科の授業づくりの現場では、この授業は地理なのか公民なのかということがしばしば話題になることもある。
さらに、平成29年度学習指導要領下において地理の公民分野化とでもいうべき事態が進展しており、地理教育の意義を見失わせるという指摘さえある。
そこで、中国地方最初の国際バカロレアMYP・DP一貫教育認定校となった朝日塾中等教育学校において地公連携に関わる実践を発信している杉原大輔主幹教諭が、総合社会科である小学校において精力的に実践研究を進めている河野富男先生、研究者の立場から地理教育における平和や核兵器の取り扱いに関心を寄せ続けている西岡尚也教授と登壇。
それぞれ発表した後、オーガナイザーの伊藤裕康教授(文教大学)、清水学先生(立教女学院中学高等学校)らと公民的資質の育成をよりよく図る上での地公連携のあり方を探っていく。
【発表者】
河野富男(坂出市立金山小学校)
「小学校社会科教育の地公連携-第5学年情報教育の実践から-」
杉原大輔(朝日塾中等教育学校)
「中学校社会科公民的分野における地理的要素の導入に関する実践的考察」
西岡尚也(大阪商業大学)
「平和学習で考える地公連携-沖縄の視点から-」
【オーガナイザー】
伊藤裕康(文教大学)
清水 学(立教女学院中学高等学校)
【参考資料】
杉原大輔.「高校公民科NIE授業における地理的要素の導入に関する実践的考察」.『地理教育研究』,9号,2011年10月,pp.23‐31.backnumber_no9.pdf
杉原大輔.「中学校社会科公民的分野における地理的要素の導入に関する実践的考察」.『地理教育研究』,30号,2022年3月,pp.43‐52.backnumber_no30.pdf