理科室からの風Science

イモリしんぶん21号 肺呼吸について

イモリしんぶん21号では、両生類の肺呼吸について紹介します。

イモリをはじめ、両生類は幼生時にはエラ呼吸、成体時には肺呼吸と皮膚呼吸をしています。この肺呼吸はわたしたち(人間)哺乳類も行っています。しかし、肺を膨らませる肺呼吸といっても、その様式は動物種によって様々です。わたしたち哺乳類は、肋骨の筋肉を使って肋骨を下げたり上げたりすることで呼吸を行っています。

一方で、両生類の肺呼吸は、哺乳類のような肋骨を利用した呼吸はできません。なぜなら、両生類は肋骨が発達していないからです。そのかわりに、首やのど、胸の筋肉を使って肺に空気を送り、肺呼吸をしています。この方法をbuccal pump と呼んでいます。このbuccal punp 自体は、両生類だけでなく肺魚なども行っています。

今回はこのbuccal pumpについても簡単に紹介していますので、ぜひ読んでみてください。

(竹谷)

イモリしんぶん21

buccal cavity

ひっくり返したイモリ


イモリしんぶん21