イモリしんぶん22号 皮膚呼吸ってどんな呼吸?
両生類の成体は、肺呼吸のほかに皮膚呼吸を行っています。
皮膚呼吸とは、どんな呼吸方法なのでしょうか?
みなさんは呼吸を、酸素と二酸化炭素の入れ替えだというイメージをもっているかもしれません。
そもそも呼吸で交換される気体は、血液に溶かし込んでそれぞれの器官に運ばれます。
(肺胞と肺胞のまわりを走っている毛細血管でガス交換を行っている)
皮膚呼吸でも同様です。両生類の皮膚は常に粘液によってぬれています。
このぬれた皮膚に酸素を溶かし、その酸素を吸収して血流に載せています。
そのため、両生類にとって皮膚が乾くことは死につながります。
(両生類によって乾燥に耐えられる度合が異なります。ちなみに、カエルは乾燥に耐えられる仕組みをもっています。)
今回のイモリしんぶんでは、皮膚呼吸の概要と、両生類が乾燥から身を守る仕組みについて簡単に紹介しています。
ぜひ読んでみてください!
(竹谷)