イモリしんぶん33号 イモリの文献記録シーズン4
イモリの文献記録というタイトルですが、今回は文献ではないです。
紙での記録は、平安時代までさかのぼることができました。しかし、紙は長く保っても1000年ほどです。平安時代以上に古い記録をさかのぼれるか・・・ということで、調べてみました。
伝香川県出土銅鐸という銅鐸があります。そこには、さまざまな絵が彫られています。その中に、イモリもしくはトカゲのような動物が彫られています。
この伝香川県出土銅鐸には、その銅鐸が作られた当時の生活の様子が示されています。銅鐸は弥生時代ごろに作られているそうなので、狩猟のようすのほかにも、高床式倉庫のような稲作を示唆する絵も彫られています。
アカハライモリは、田んぼにも生息している動物です。このイモリもしくはトカゲの絵は、どちらかははっきりとはわかりませんが、アカハライモリである可能性もあるのでは・・・?と思っています。
(竹谷)