ティムラズ・レジャバ駐日大使の講演・座談会 ~ジョージア、日本、そして世界を大使と語ろう!~
「バズる外交官」とも呼ばれるジョージアの駐日大使であるティムラズ・レジャバ氏を8月2日、朝日塾中等教育学校メディアセンターにお招きして、講演・座談会を行いました。
ティムラズ・レジャバ駐日大使の講演は、日本で生まれ育った日本人生徒、いったん海外に出てから帰ってきた帰国生、海外から日本に学びにきた留学生ともに、「自分や自分の国を知るためには他国をよく知ること、違いを知り認め合うことが大切だ」と再認識させる内容でした。
また、「間違うことを恐れなくていい。むしろ間違ったことがあれば、それに誠実に対応すればいいのだからありがたいことだと受けとめてチャンスにすればいい」というSNSでの情報発信を例にした大使のメッセージも、生徒たちに響いたようでした。
大使との座談会では、「ロシアによって侵害された国土をなぜ侵害されたままにしていますか?」という、ジョージアやウクライナへのロシア軍の侵攻に関する質問も…。
「許されるべきことではないと思っていますし、(国際社会への)呼びかけをずっとしてきました。
ただ、国として武力による解決はあってはならない。
平和的アプローチによってこの問題を解決したいと思っています」
とティムラズ・レジャバ大使。
15年前の8月にジョージアはロシアによる軍事侵攻を受け、現在も国土の20%を占領されていることから、ロシアによるウクライナ侵攻が始まる直前に、各国の駐日大使と連携し、アクションを起こしたことにも大使は触れました。
「国としてのメッセージ発信。これも私たちの大切な仕事の一つです」。
そう語る大使の眼差しは真剣そのものでした。
大使との対談や一部ジョージア語でのお礼の挨拶を生徒達が終えるや否や…
「大使! 暴漢!! 不審者です!!!!」
という声が会場に。
大使をお招きしていたメディアセンターに一瞬、緊張が走りました。
そこに現れたのはなんと天狗たち。
「はーなよ〜!」
「邪気をはらいます!!」
突如現れた天狗たちは、容赦なく大使を「ベシッ!!」と!!
天狗の正体は、七曲神社の禰宜さんとみつ元気プロジェクトの地域メンバー!
いつも朝日塾生のためにひと肌もふた肌もぬいでくださるお二方から、「『岡山を知りたい』とツイートされる大使にサプライズでやりたい」とお聞きしていたので、大使にも秘書のみなさんにも内緒でやってしまったのでした…。
講演・座談会後のパーティーで大使からお預かりしたメッセージ。
それは、「ガウマルジョス(乾杯、勝利を)! つながりを大切に!」
これからも 御津から世界 へ!!
グローバルな視点でつながりを大切に、地域でしっかり活動していきたいと思います。
当日の様子は、oniビジョンのニュースで報道されました。
「駐日大使という国と国とを結ぶ重要な立場にある方なので、『自分の国のことはもちろん、国際関係だったりとか、日本のこともすごく考えてくださっている方だなあ』と感じました」。
oniビジョンの取材にそう答える生徒もおり、ジョージア大使 の想いは生徒達にもしっかりと伝わったようでした。
【「ジョージア 理解深める 朝日塾中等教育学校 大使が講演」(山陽新聞.2023年8月8日朝刊.24面.)】
山陽新聞の記事にも掲載されている通り、ティムラズ・レジャバ駐日大使の講演・座談会は、朝日塾中等教育学校が世界共通の教育プログラム「国際バカロレア」の認定校で、国際教育に力を入れていることから実現したもの。
2学期からも本気の国際バカロレア MYP・DP一貫教育! 本気の国際交流!!
がんばっていきたいと思います!!
【oniニュースプラス ジョージア駐日大使が朝日塾中等教育学校訪問】
(国際交流部長 杉原大輔)