七曲七夕みたま祭り実行委員会の振り返り〜『よそ者 若者 バカもの』の本気の行動が未来を変える
国際バカロレアMOCK exam 最終日の8月12日、実行委員会の仲間たちが1ヶ月ぶりに集った。
朝日塾生いわく、まるで夏のすべてを一日に凝縮したような濃い一日だった。
イノシシの罠の製作にも取り組まれている安信工業提供のジビエの獅子肉に、塩タン、サザエに、肉汁あふれる手作りハンバーガーなど、美味しさ満点!!
余興は男子諸君による水風船のぶつけ合い
歴史新大陸の後藤代表による演技指導まで入っていました。
振り返りの時間、しっかり自分の言葉で振り返る生徒たちを見て、自分の頭で考え、心で感じながら他人のため、まちのためにやろうと本気で取り組めたと実感することができ、目頭が熱くなりました。
たとえば、祭り当日は一日中、歩き回って雨に打たれ、最後は「御津金川出身のラストサムライ 瀧善三郎」に扮して切腹した朝日塾のエンタメ男子がプロジェクトを次のように振り返りました。
七曲七夕みたま祭り実現に向けて、協賛金のお願いをしに地元企業の社長さん方を1社1社まわらせて頂いた時のこと。
自分からプレゼンして、その後、社長さんからも『こういうの、したいんです』という想いをお聴きすることができて。
『メリット』があるからやるというだけではなくて、みなさん『想い』があってプロジェクトに協賛してくださった。
それが御津の素晴らしいところでもあると思うんです」。
企業の皆さまのご協力がなければ、新たに祭りを始めることも、生徒たちが「地元に何を残せるか」と、自分たちなりに考えながら走りきることも、不可能だったと改めて考えさせられました。
生徒たちの少々ディープな振り返りにうっすら涙を浮かべつつあったのですが、自分の前に挨拶をされた歴史新大陸・後藤代表のお父様が「朝日塾生、素晴らしかった」と涙を流しながらお話してくださったので、自分が話す時には逆におさまってしまいました。
振り返りをしながら、以前「御津金川出身のラストサムライ 瀧善三郎」ひ孫の瀧正敏様からこんなお話をされたのを思い出しました。
「偶然すばらしい出会いが連鎖して」と自分がお話した折、瀧さんは、「この出会いは偶然じゃないよ。必然だよ」と言われました。
価値ある歴史を有する、この美しき御津の地で、この素晴らしき仲間と集えたのは決して偶然ではなく、互いにそれぞれの志をもって頑張っていたから惹かれ合い、一つになれたのだと感じました。
また、ゼロから創り上げる壁にぶつかって苦しかった折、安信社長とこんなやりとりをしながら乗り切ったことも思い出されました。
「いつの世も『よそ者 若者 バカもの』が未来を変えてきた。
さしづめ歴新さんたちが『よそ者』、学生が『若者』、御津にいながら新しきことを慣例に反して始める杉原さんや私は『バカもの』といったところ。
未来を変えるにはエネルギーと覚悟が必要だよね」。
良き出会いは新たなつながりやチャンス、エネルギーを与えてくれる。
これからも朝日塾中等教育学校の生徒たちと夢一途に、御津から世界へまた挑戦し続けたい。
【七曲七夕みたま祭り〜やすみんが行く2023】
(国際交流部長 杉原大輔)