国際交流部よりExchange activity

第二回寮生誕生日会、開催っ! 〜それは、serendipity:セレンデピティ、“偶然がもたらす、その幸運”〜

9月10日、火曜日、第二回の寮生誕生会が開かれました! 

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先週七日に、二十四節気における白露を迎え、ますます、その独特の空気感が、学校にも、朝日塾寮にも、静かにおとずれています。 

寮部屋の窓をあけると、静かに流れる宇甘川。 京阪神に見られるような、道路の端、ガードレールが切れるところから始まる砂利、その後あらわれる水辺では「なく」、岡山の川はとてもやさしい佇まい。 
葦の群生があり、それらの茎くきのはざまを、宇甘川は、ちょろちょろと、そして、さらり紗良さらと流れます。。 
白露の節気にふさわしい秋の虫の音もただよい、しばし、寮の窓を開けるという日常から、万葉の世界に遊びます。 

誕生、とは。
この世に生を受け、歩む、ただそれだけの時間の経過だけではありません。 
皆で、その人生の、まさしく人生という砂時計に突如として現れた偶然に、慶びあい、友の祝辞に耳を傾け、掌を打ち合う拍手で言うおめでとうのサインを、にこやかに讃えあう、年に一度の、歩んできた人生の見つめ合いなのです。 

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この、世界中、どこにでもある、些細な行事は、決して些細なのでは「ありません」。 

朝日塾の“留学生の母”たる高野先生が発案しなければ、血もつながらぬ、世代も、言語も・国籍も・民族もちがう人々が、こうして同じ座標点と時間と、この特別な空気感を共有し味わうことはなかったはず。 

同じ学校にいる、同じ寮にいる、ただ、それだけでは、私たちは、大阪一の繁華街、梅田を行き交う人々と、なんら違いはありません。 

茶室、その茶席によくかかる、掛け軸に、「一期一会」の流れるような筆蹟は、よくよく考えるに、よくぞこの言い得て妙のよき調べ、と、つくづく思ってしまいます。。 

母とはなれ、父とはなれ、友とはなれ、成人に達せずの朝日塾寮生たちは、英国の作家、ホレース・ウォルポールの言葉、その造語;「思いもよらなかった偶然がもたらす幸運」、セレンデピティ:serendipity、に“偶然”にも導かれ、岡山の、その山みどりの地、御津に、さらなる偶然にもみちびかれ、、世界各国から、朝日塾に集まりました。。 

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誕生日おめでとう 
Happy Birthday 
生日快乐 
생일 축하해요 
с днем ​​рождения 
chúc mừng sinh nhật 
joyeux anniversaire 
สุขสันต์วันเกิด 
maligayang kaarawan 

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世界の言語で「おめでとう」とは、“朝日塾という偶然がもたらす幸運”、そのものですね。 
(さて、何回、幸運、って言ったんだろう。。)

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国際交流部/IBMYP個人と社会担当:池田 大介