国際交流部よりExchange activity

朝日塾中等教育学校17期留学生、感動の答辞

先生方、在校生・卒業生の皆さん、ご来賓の皆様、 本日はこのような素晴らしい卒業式の場で、卒業生代表としてご挨拶させていただく機会を頂き、誠にありがとうございます。

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これまでの留学生活を振り返ると、私はいつも、こう感じます。
「日本に留学するという選択をして、本当によかった」と。 
もちろん、感じ方や経験は人それぞれ異なると思います。
しかし、私個人としては、自分はとても恵まれ、そして幸運だったと心から思っています。
志を共にし、支え合える大切な友人たち。
いつも親身になって話を聞いてくださった先生方。
そして、遠く離れた場所から静かに支えてくれた家族。
今日、こうしてこの場所に立てているのは、自分一人の力ではなく、多くの方々の支えがあったからこそです。
皆さん一人ひとりが、今の私を形作ってくださいました。

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高校生の頃、私は将来に対する強い憧れを抱いていました。
理想の大学に進学し、住みたい家に住み、自分が思い描く人生を歩みたいと、強く願っていました。
しかし、現実は必ずしも、私たちの想像通りには進みません。
理想と現実の差に、迷い、不安になり、立ち止まってしまうこともありました。
きっと、ここにいる卒業生の中にも、同じような気持ちを経験した方がいるのではないでしょうか。

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私たちは今、子どもと大人の狭間に立つ、人生の転換期にいます。
特に留学生にとっては、親元を離れ、さまざまなことを自分自身で決断し、行動していかなければなりません。 
部屋探し、引っ越し、在留カードの手続き、クレジットカードの申請。
一つひとつは小さなことかもしれませんが、それらは確かに、私たちの日常そのものであり、自立への歩みです。 
社会に出れば、体調を崩したときに病院へ連れて行ってくれる先生はいません。
また、どんな未熟さも無条件で受け入れてもらえる環境でもありません。
そうした現実の中で、私たちは少しずつ、「自立すること」を学び、成長の意味を理解していくのだと思います。

私たちはつい、「もっと努力すれば、将来はきっと楽になる」。
そう信じたくなります。 
しかし、次第に気づきました。
歳を重ねていったとき、人生は必ずしも今より楽になっているとは限らず、むしろ、より多くの責任や重圧を抱えているかもしれません。 
だからこそ、遠い未来にばかり期待を託すのではなく、今この瞬間を大切に生きることが、何よりも重要なのだと思うようになりました。

私にとっての「幸せ」とは、どこか遠くにあるゴールではなく、「受け入れること、気づくこと、そして感じること」です。
今の自分を受け入れ、日常の中にある小さな喜びに気づき、この瞬間に確かに存在している温もりを感じること。 
いつか振り返ったとき、今は大きな山のように思える困難も、人生の中の小さな坂道に過ぎなかったと、そう思える日がきっと来ると信じています。

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17期生のみんなへ。 
これからの人生で、私たちはきっと、数えきれないほどの困難や挫折に出会うでしょう。
努力すれば必ず報われる、そんな単純な世界ではないかもしれません。 
それでも、失敗を恐れず、挑戦し続けましょう。
本当に大切なのは、どこへ辿り着いたかという結果よりも、そこへ向かう途中で得た経験や、その時に感じた気持ちなのだと思います。 
同じ時間を共に過ごしてきた私たち17期生なら、きっとそれができるはずです。 
人生の厳しさを知ったうえで、それでもなお人生を愛し、自分自身が納得できる生き方を選び取っていきましょう。
そして、幸せを感じられる大人へと、共に成長していきましょう。

最後になりますが、私たちの成長を温かく見守り、導いてくださった朝日塾中等教育学校の、ますますのご発展を心より祈念し、答辞といたします。

尊敬的各位老师、在校生及毕业生同学、各位来宾:
大家好。今天,能够作为毕业生代表,在如此隆重的毕业典礼上发言,我感到万分荣幸。
回首这段留学生活,我心中始终感触万千:“选择了来日本留学,真是太好了。” 虽说每个人的感受和经历各不相同,但就我个人而言,我深感自己是幸运的。
在这里,我遇到了志同道合、相互扶持的朋友,遇到了始终愿意耐心倾听、真诚引导我的老师,还有在远方默默支持我的家人。今天我能站在这里,并非凭我一己之力,而是得益于众人的支持。是你们每一位,成就了今天的我。
高中时,我对未来的生活充满了期待。梦想着考入理想的大学,住在心仪的房子里,过上自己所描绘的人生。然而,现实并不总是如我们所愿。面对理想与现实的落差,我也曾感到迷茫、不安,甚至停滞不前。在座的毕业生中,想必也有人有过类似的经历吧。
我想,我们现在正处于孩子与大人之间的转折期。尤其是对留学生来说,离开父母,凡事都要靠自己抉择和行动。找房子、搬家、办理在留卡手续、申请信用卡。每一件事或许微不足道,但那确实是我们的日常生活,也会是我们迈向自立的脚步。
进入社会后,生病时没有老师会带我们去医院,社会也不会无条件包容我们的不成熟。在这样的现实中,我们渐渐学会了“自立”,理解了成长真正的含义。
我们总想相信“只要再努力一点,未来一定会变轻松”。但我渐渐意识到,人生未必会随着年龄增长,变得更轻松,反而可能会承担更多的责任与重压。正因如此,比起将期待寄托于遥远的未来,不如活在当下、珍惜此时此刻。过好现在的每一天。
对我而言,“幸福”并非某个远方的终点,而是“接纳、发现与感受”。接纳当下的自己,发现日常中的微小喜悦,感受此时此刻确凿存在的温暖。我相信,终有一天回首往事,此刻如大山般的困难,也不过是人生中的一段小斜坡。
17期的伙伴们: 在未来的人生旅途中,我们定会遇到无数困难与挫折。这个世界或许并不单纯,努力也未必就有回报。即便如此,也请不要畏惧失败,放弃尝试。比起“抵达何处”的结果,真正重要的,是在途中获得的经验与感受。
我相信如果是一起同甘共苦的17期生们的话,一定能做到。在看清生活的艰辛后,依然选择热爱生活,过让自己无愧于心的人生。让我们一起成长为能够感受幸福的大人吧。
最后,衷心祝愿温情守护并引导我们成长的朝日塾中等教育学校蓬勃发展。以上就是我的发言。

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「数年は根を張る時間。花が咲くのはその先です」。
そう言われていた17期生の卒業記念樹が卒業式から1カ月、もう蕾を膨らませている。
気が早いというか、彼ららしいというか。

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早く咲く花もあれば、ゆっくり咲く花もある。
 今年は咲かない「大器晩成」な蕾があってもいい。

桜も、人も、それぞれの季節がある。
17期生の「これから」が、どうか彩り豊かなものでありますように。

朝日塾中等教育学校17期生の卒業記念樹を愛でながら想いを馳せた。

(17期学年団 杉原 大輔)