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朝日塾DP生「第7回高校生による岡山の歴史・文化研究フォーラム」岡山県知事賞、受賞!

山陽新聞本社で行われた「第7回高校生による岡山の歴史・文化研究フォーラム」にて、3大会連続受賞!

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「時代に翻弄された御津金川のラストサムライ 〜瀧善三郎の歴史を掘り起こす〜」と題する発表を行い、最高峰の「岡山県知事賞」を受賞しました!!
後日、発表動画をYouTube朝日塾にアップロードします。

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【発表紹介】
10年に1度、洪水被害に見舞われる御津金川。
岡山市に編入され、御津地域に特化して考える人が減りゆく中、朝日塾DP生は2019年以降、地域の実態調査とニーズの把握に努めてきた。
2021年12月には地域の力を結束して元気にするために、地域の方々とともに「みつ元気プロジェクト(MGP)」を立ち上げ、毎月MGP戦略会議を開き、地域貢献活動に勤しんできた。

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私達は、地域の特色を探究していく過程で、大政奉還からたった3か月後の明治元年(1868年)に起こった明治最初の外交問題「神戸事件」のことを知った。

岡山藩士であった瀧善三郎は、その責任を一身に背負って切腹した、私達の地元・御津金川のラストサムライだった。
瀧は時代に翻弄され、あらぬ罪を着せられ、その歴史は長い間、金川の地でもベールに隠されてきた。

御津文化協会の方からお話をお聴きし、文献の価値と限界を検討した上で、瀧をめぐる当時の歴史を紐解き、御津地域を元気にする一つの資源として蘇らせたい。

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【審査員講評①:國友道一氏 公益財団法人 特別史跡旧閑谷学校顕彰保存会 理事長】
今年で7回目となる「高校生による岡山の歴史・文化研究フォーラム」では、奇をてらうのではなく、地道な研究がなされたと感じました。
審査時の視点としては次の3つがありました。

第1に、テーマ設定の理由。
ただ好きだというのではなく、歴史が今後にどうつながるのかということです。

第2に、テーマをどう掘り下げていくのか。
高校生目線で歴史を分析しているか、また分析結果を今後にどう活かしていくのかということです。

第3に、プレゼン能力。
考えていても人に伝えられなければ意味がありません。
きちっと相手の目を見て、聴衆に訴えかけられているかということです。

「歴史」は、単なるノスタルジーに浸るものではありません。
なぜ歴史が生まれたのか。
地域、そして日本を変えていくヒントは、歴史にあるのです。
しっかり分析することで将来へのヒントが出てくる。
地域もですが、学校のあり方も考えてもらいたいとも思うのです。
多くの学校で開校・周年行事が行われていると思うのですが、何年にどういう変遷でここに至ったのかだけではなく、未来に向かってどう動くのか、どう生きるのかを過去から考えていく。
将来を探る機会にしてもらいたいと思っています。

現在から過去を、因果関係を見ていくと将来が考えられます。
そうした歴史の探究を今後も続けていってもらいたいと思います。

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【審査員講評②:神辺 英明氏 山陽新聞社 編集局次長兼文化部長】
「神戸事件」で切腹させられた瀧善三郎に関しては、岡山でもあまり知られていない中、山陽新聞の記事を取り上げてご紹介いただきました。
幕末から明治の境目における世界情勢。
その時代の転換点として「神戸事件」を位置づけ、一次資料を解説。
日本側・外国側両方の文献を探して、中身を見ていく文献調査の王道をいってくださいました。
「なかなか高校生で、すごいな」と率直に感動しました。
翻訳してきちんとした観点で分析して、根拠にもとづいて当時を想像していく。
学問的価値があると感じました。
しかも、それを一つの資源として地域の人口減少・高齢化の対策とするべく、他団体との連携も視野に継続的に活動している。
発展性がある取り組みだと感服しました。

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近日中に山陽新聞朝刊に掲載される見込み。
応援してくださった皆さん、ありがとうございました。


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(国際交流部長・社会科主任 杉原大輔)