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歴史が息づくまち、御津金川で ――ラストサムライに出会う夏。卒業しても消えぬ想い。

歴史が息づくまち、御津金川で ――ラストサムライに出会う夏。

ふだん小説を読まない人でも、ちょっと足を止めたくなる物語があります。

舞い散る桜とともに、武士としての誇りと覚悟が芽吹く春。
明治維新という激動の時代のなか、静かに、しかし力強く武士道を生きた男がいました。

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その名は瀧善三郎。
月刊「小説すばる」に連載された赤神諒先生の新作『夏鶯』は、まさに彼の生涯を描いた作品です。

そして、この「ラストサムライ」の物語の舞台こそ、ここ御津金川。
山と川に囲まれた静かなまちに、かつて未来を真剣に見つめた若き武士がいた――そう思うと、目の前の風景さえ少し違って見えるかもしれません。

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7月5日(土)開催の「七曲七夕みたま祭り」では、そんな『夏鶯』を執筆された赤神諒先生、そして物語のモデルとなった瀧善三郎の顕彰活動を続ける後藤勝徳代表(歴史新大陸)によるスペシャルトークショーが開催されます。

「小説はちょっと難しそう」「幕末の話はあまり詳しくない」
そんな方にこそ、ぜひ聞いてほしい。
どうしてこのまちが舞台になったのか?
瀧善三郎って、どんな人だったのか?
――知らなかった地元の歴史が、まるで一本の映画のように、心に残るはずです。

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金魚ちょうちんが揺れる夏の夜。
物語と歴史が交差する、特別な時間を、ぜひ御津金川で。

【YouTubeみつ】
「小説『夏鶯』作者の赤神諒先生に生インタビュー!」

(文:朝日塾中等教育学校DP卒・広島大学文学部1回生:松浦 太誠)
(画:朝日塾生と七曲壁面アートを完成させたイラストレーター:藤井 雄唯)