国際交流部よりExchange activity

赤神諒×後藤勝徳 瀧善三郎トークショー

“赤神諒×後藤勝徳 瀧善三郎トークショー”が、「第3回七曲七夕みたま祭り」で設けられた七曲ガレージ・ステージで、令和7年7月5日に行われました。

前日には、七曲神社のガレージに朝日塾生と一緒に瀧善三郎の壁画を昨年描いた挿絵イラストレーターの藤井雄唯さんと小説家・赤神諒先生とのツーショットも見られました。

藤井さんは、赤神諒先生が瀧善三郎をモチーフに書かれた小説『夏鶯(なつうぐいす)』の挿絵もご担当。
藤井さん自身が滝田蓮三郎と重なって見えるというのは、どうも私だけではないようです。

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さて、岡山が世界に誇るラストサムライ瀧善三郎。
岡山に生まれ育ってこの男を知らないのはもったいない!

2025年2月には、岡山創造劇場ハレノワを満席にした舞台。

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戊辰の役のさなかの明治元年(1868年)1月11日、新政府側に西宮の警備を命じられた備前岡山藩の藩兵が西宮へ向かう途上の神戸村(現在の三宮神社付近)に差し掛かった時、隊列を無理やり横切ろうとしたフランス人水兵を瀧善三郎隊長が槍で制止。

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そこから銃撃戦に発展し、西欧列強軍に一時神戸を不法に占拠され、神戸港に停泊中の無関係の日本船から金品が強奪されるという重大な事件が起こった。
死者は出なかったものの、欧米列強の理不尽な要求は止むことがなく、瀧はついにその争いの責を一身に背負い諸外国公使の前で切腹。

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その武士としての見事な最期に、神戸事件は尾を引くことなく幕を閉じた。
瀧の武士道に感銘を受けた英国公使が本国で事件のことを記した新聞や本が一大センセーションを巻き起こし、その本を基に新渡戸稲造博士が執筆した世界的ベストセラー「Bushido The soul of Japan」 により世界中で瀧善三郎の武士道とその生き様が知られることに。

サムライの世が終わるまさにその時、明治の日本を自分の命と引き換えに救ったラストサムライ。

瀧は、幕末のサムライで最もワールドワイドな一人と言えるでしょう。

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2025年2月にハレノワで公演した歴史演劇「ラストサムライ 瀧善三郎のBUSHIDO」を公演した歴史新大陸の後藤勝徳代表と、瀧をモチーフにした小説『夏鶯(なつうぐいす)』を集英社の月刊「小説すばる」に連載された小説家の赤神諒先生が、「第3回 七曲七夕みたま祭りステージ(2025年7月5日)」でスペシャル・コラボ!

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「瀧善三郎トークショー」内で、お二方それぞれから、今後の期待高まる重大発表あり!

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赤神諒先生は、瀧をモチーフにした小説『夏鶯(なつうぐいす)』の単行本化が10月24日(金)に決定!
それに合わせて、ある特別な商品も販売!!

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また、来る令和8年7月19(日)〜20(月祝)に、倉敷芸文館にてラストサムライの再演が決定しました!!

倉敷市おかやま文化振興公演
劇団歴史新大陸 第14回本公演
「ラストサムライ 瀧善三郎のBUSHIDO」

お楽しみに。


【朝日塾DPコースの卒業生が司会!瀧善三郎トークショー全編をYouTubeみつにて公開中!!】

*写真は、藤井さんが描かれた『夏鶯』の挿絵や「ラストサムライ 瀧善三郎のBUSHIDO」稽古中の写真を含みます。

(国際交流部長 杉原大輔)