AIに仕事を奪われるどころか「人間」が抹消される!?
凄まじいスピードで進化しているAIに、人間という存在そのものの意義が問われるレベルにまで達している今、朝日塾高等部2年のDP生たちが9/23(水)の「第11回五代友厚甲子園」に向けてディスカッションを重ね、発表とディスカッションをしてきました。

ディスカッションを通じて高2DP生は、次のような事柄を考えました。
1. AIは「倫理的判断」がしにくい…
AIが提示するのは、あくまで過去の膨大なデータの「傾向(パターン)」に過ぎません。
もし社会全体に「差別的な傾向」や「偏った価値観」が強まれば、AIは「これが確率的に最も高い最適解」と判断してしまいかねません。
AIには、提示した答えが人を傷つけるか、倫理的に正しいかという「痛み」や「心」はわかりません。AIの「最適解」を人間が鵜呑みにすることは、極めて危険です。

2. 人間が「賢く」ならなければ、飲み込まれる…
超優秀なAIが提示する答えは、一見すると完璧に見えます。
だからこそ、私たちが思考を放棄してAIに頼り切れば、人間は単なる「AIの指示に従う存在」になり下がってしまいます。
AIがどんどん賢くなる時代だからこそ、人間自身がそれ以上に「賢く」なり、情報の真偽や倫理観を厳しく批判・吟味する力(資料批判・批判的思考力)を持たなければなりません。
3. では、「人とは何か」「社会は何に重きを置くべきか」
効率やスピード、最短ルートのそれっぽい解への導きは、すべてAIがやってくれます。
では、人間社会が本当に重きを置くべきものは何でしょうか?
高2DP生は、「自分自身の体験から生まれる『生の経験』と『責任』」だと考えました。

【体験】 失敗の悔しさ、人と通じ合えた喜び、ピッチ上の息苦しさや感覚など、AIには代替できない、思考を深める「自分だけの体験」。
【思考】 AIを「究極の知的参謀」として使いこなし、多角的に検証・熟考するプロセス。
【軸】 体験と思考の循環から芽生える、自分自身の「価値観・信念」。

そして何より、選択した「判断」に対して「人間が責任を負うこと」。これこそが、AIには決して真似出来ない「人間らしさ」の本質となると考えました。
4. 時代を切り拓いた五代友厚のように🏛
幕末から明治という、それまでの常識が崩壊し、芽生える変革期に、五代友厚は自らの「失敗体験」から学び、自分自身の「軸」を持って世界に学び、日本の未来を切り拓きました。
現代もまた、AIという巨大な変化が押し寄せる変革期です。
AIに答えを委ねるのか。
それとも、AIを「究極の知的参謀」として従え、自分自身の豊かな経験と軸を持って未来を創るのか。
あなたが思う「これからのAI時代に、人間社会が一番大切にすべきもの」は何ですか?

この探究と思考をぶつけた「第11回五代友厚甲子園」にて、審査員特別賞を受賞。
発表動画を近日中に朝日塾公式YouTubeに公開予定!
応援してくださった皆様、本当にありがとうございました!
(国際交流部長・社会科主任 杉原大輔)