車いすアスリート・廣道純選手が文化祭に!!
大学院時代に出会い、「生きまくる勇気」をもらった車いすアスリート・廣道純選手の応援をしに2023年3月26日に灘崎レークサイドパークへ。
廣道選手は、灘崎クリテ&キッズレース〜ハンドサイクルの部に初出場!
練習風景は何回か見てきたけれど、レース観戦は初めて!
パラリンピック・メダリストの廣道選手にとってもこの乗り物は初!
新たな挑戦であった。
かつて自分が持っているものをすべて活かし鍛えて「生きまくる勇気」をくれた車いすアスリート・廣道純選手は、どのような闘い方を見せるのだろうか。
実は、車いすマラソンについてはベテランのパラリンピック・メダリストだが、ハンドサイクルは廣道選手も始めたばかりの素人。
今回の試合が初めての挑戦だった。
「灘崎クリテ&キッズレース〜ハンドサイクルの部」に出場する直前の廣道選手は、「初めてや。緊張するわ〜」と本音を漏らしていた。
「灘崎クリテ&キッズレース〜ハンドサイクルの部」は、先頭集団から2名ほどが落車、コースアウトが出る激しい展開に。
先頭集団に着いて行っていた廣道純選手だったが、一時は5番手になった。
動画撮影をしていたので声援はやめておこうと思っていたが、「Never give up!!!!! あんちゃん‼︎」と叫んでしまった。
ただ、そこは有言実行の廣道選手。
終盤追い上げ、初めてのハンドサイクルのレースで2位に登りつめた。
レースを父親と眺めていた女子中学生が、特に自分が車いすを使用しているというわけでもなかったけれど、「パパ、このレース、かっこいいね。私もしたい」と言っていた。
自転車レースも車いすレースもハンドサイクルも、かっこいいものはかっこいい。
見知らぬ女の子に共感した。
「灘崎クリテ&キッズレース〜ハンドサイクルの部」出場後、廣道純選手と他選手とのやりとりを覗き見た。
車いすマラソンの時とは違い、少し息があがり、泥も跳ね上がってはいたが、初レース後、高揚しているように見えた。
「ベテランアスリートでも、初めてのことには緊張もするし、高揚もするもんなんだな」とちょっと何だかホッとした。
「足が動かへんかったらその分腕を強くしたらええ」
「ほんまのやさしさってなんなんやろか。日本のってちょっとちゃうと思うで」
「生きて生きていきまくれ!」
自身の経験に裏打ちされた熱くるしいほど生きて、生きて、生きまくる廣道純選手を文化祭にお呼びして講演して頂く予定です。
お楽しみに。
(国際交流部長 杉原大輔)