国際交流部よりExchange activity

教室を飛び出して山陰海岸フィールドワーク

リアス式海岸やオアシスをイメージしやすくするために、4月からは高3DP生となるN23生と鳥取県の浦富海岸と鳥取砂丘へ休暇を利用して3月29日、行って来ました。

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到着した浦富海岸で漂着ゴミを再利用したかぶりものを発見。
立派なリサイクルだと、かぶったところ「先生も頭、入った〜」と笑われてしまいました。

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脱帽しにくく、ちょっと焦りましたが…(・・;)

さて、「N23山陰海岸フィールドワーク」の課題の一つは、リアス式海岸を観察しながら口頭試問を行い、学んだことを適用・判断できるかを確認すること。
珍回答の続出でしたが、机上で学ぶのと生で見るのとは違うということを実感できたようです。

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最大透明度25メートルとも言われる日本海に面した浦富海岸は、海食柱など、見るべきものが多かったのですが、何より遊覧船船長の真摯な対応に一同、日本の美しさを感じました。 

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ただの遊覧目的ではなく目視で沿岸部調査をしたいと告げて乗ろうとしたところ、次の便に乗るよう船長に言われたので、私たちはその指示通り次の便の遊覧船で遊覧しました。
しっかり観察できて満足していたのですが、下船後お土産を選んでいた時のこと。

「先ほどは次の便にと理由も告げられず、急遽お願いして妨げてしまい、申し訳ありませんでした。
船旅、観察、楽しんで頂けたでしょうか」と次の便に乗るように促した最初の船長がわざわざ話しかけにきてくださいました。

「観察しやすい位置に座らせていただき、ありがとうございました」と私たちはむしろ恐縮してしまいました。

この気遣いが、日本の美しさではないでしょうか。

礼節を重んじる日本の美しさに触れた一行は、浦富海岸を表した岩美ブルーカレーを実食してから鳥取砂丘を目指しました。
(見た目に反して美味でした…)

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着いてすぐのところに何やら珍しい掲示板を見つけました。

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青年たちは「青春」を謳歌するかのように馬の背を勢いよく駆け上がっていき、引率教員たちは息絶え絶えで何とか着いていきました。

「孤独か友情か」
そんなテーマで組み写真を組んでみたくなるようなシーンもありました。

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もしかして遊んでいるように見えてきましたか…

いえ、実は、鳥取砂丘から見えるオアシスや河川形成の仕組みの観察も。

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オアシスの仕組みから御津金川の河川形成まで、DP地理教師と一緒に復習です。

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鳥取砂丘のオアシス源泉はこちら。

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3月の山陰海岸地形を見るフィールドワークでは、リアス式海岸やオアシスに関して体験的に学ぶだけではなく、日本らしい気遣い、礼節にも振れることができました。

(国際交流部長・社会科主任 杉原大輔)