岡山市内の国道53号線沿線の土地利用調査
昨年・一昨年と御津金川地域の衰退の要因を探究するフィールドワークを実施しながら、実態把握に努めてきた朝日塾DP生たち。
今年度は、岡山市内の国道53号線沿線の土地利用と交通渋滞を観測し、市街地の形成に関する分析を行うことにしました。
その総距離なんと50km!!
サッカー部生がDPコースに入り、さらに面白く、頼もしくなったと思っていたら…
まさかこんな途方もない調査計画に巻き込まれるとは…
普段鍛えているサッカー部DP生にはなんてことない距離なのでしょうが、一般の我々は大変です。
さて、調査の内容はというと…
具体的には、2023年12月4日(月)実施のフィールドワークでは、3班に分かれて国道53号線沿いをひたすら歩き、土地利用状況を確認・記録。
また、2024年1月に実施予定の国道53号線自動車所要時間計測時に必要となる道路情報も記録・確認しました。
調査方法はシンプル。
次のような経路を3班に分かれて「徒歩」で国道53号線沿線の土地利用を調査・記録。
【1班】 岡山駅・大雲寺交差点~柳川交差点~伊島北交差点~岡山北バイパス・旧国道53号線~ 吉宗
【2班】 中山(御津中山)~野々口(国道53号線・津山往来)~金川(金川バイパス・旧国道53号線) ~ドライブイン旭川(建部町吉田)にて3班と合流
【3班】 神目駅~福渡~ドライブイン旭川(建部町吉田)にて2班と合流
繰り返しになりますが、3つの班の徒歩での合計移動距離はおよそ50km!!
引率者も300%以上、頑張りました。
足が棒になるほど頑張ったので、杉原が引率する3班は、エネルギー補給を複数回行って乗り切ることに。
ただ、エネルギー補給できないケースも…
わらび餅ラテが美味しいわらび餅専門店「門藤」は、厳密に言うと営業時間が終わっているのではなく、早朝すぎて営業しておらず、DP生が泣いていました。
悲しみ乗り越えて調査を継続していたら、いつもお世話になっている安信工業(岡山市北区御津野々口)を発見した2班の女子生徒たちの顔に笑みが。
「どうしても安信社長とお話したい」と横道に。
七曲七夕みたま祭りなどで大変お世話になった安信工業の安信社長のもとを突撃!
一時的に男子と小道の方を調査していましたが、女子はなかなか出てきませんでした。
後ほど寛大な安信社長から「月曜モーニングから天使たちのお目見え(^_-) サプライズすぎるって(・Д・)」とメッセージを頂きました。
安信工業を後に、先を急ぐ一行は御津草生へ。
サクサクとしたカツに玉子が絶妙にからみあったカツ丼が食べられた大学うどんと大学寿司が解体中であることに気づき、引率者は特にショックを…
こうなったら、「ふくみや」の「黄ニララーメン」で再び元気を出すしかないと励まされて、いざ実食!!
「ふくみや」含めた「あがいやんせ」グループの江田社長が調査する朝日塾DP生にエールを送ってくださいました。
2班のゴール地点は「ケーキハウス キシモト」周辺。
現地を歩きながら調査し、店舗等でヒアリングする中で、金川駅周辺も草生あたりも思ったより空き家が少ない一方で、国道53号線がバイパス化された御津金川同様、国道沿いも、かばくろ総本店(御津野々口)、大学うどん(御津草生)、大学寿司(御津草生)
、ローソン(御津草生)、旧建部町吉田のローソンや商店、世界のカレーなど、廃業が目立った。
他の地域からも情報があげられており、今後のディスカッションが楽しみです。
現在、朝日塾DP生の徹底したフィールドワークに、レディオモモつながりで国土交通省の方が興味を持ってくださり、何かまた新たな学びが生まれないかと期待しています。
#IB #DP #地理 #フィールドワーク
(社会科主任 杉原大輔)