DP地理「津山線乗降客数調査」
御津金川の地域性の解明をもう一歩進めて考えるために、11月23日(祝)、早朝7時前から18時まで、DP生も社会科教師も休日返上!!
JR西日本に事前許可を申請して、「津山線乗降客数調査」を実施しました。
岡山駅方面からと津山駅方面からと、2手に分かれてひたすら南下・北上・南下・北上…と繰り返し往復しながら調査しました。
腕章をつけて、カウンター、調査シート、iPad、カメラなどを引っさげて、ひたすら乗車客数、降車客数のカウントや、年齢・性別区分の判断と記入を繰り返し実施しました。
「バカなんじゃないん?」と思われるかもしれませんが、「他地域との関係性」を見ての「地域活性化」!
本気なんです!!
11/23(水)祝日9時台の乗降者数ゼロの建部駅と神目(こうめ)駅はとてもレトロ。
Facebookにたくさんの応援コメントを頂きましたが、コメントくださったタクシー運転手の方によると、建部駅の駅舎は明治時代に建てられたものとのこと。
今回は車窓から眺めただけでしたが、雨の日の駅舎もなかなか風情がありました。
津山駅で岡山方面調査開始班と津山方面調査開始班とが合流する時間が、短時間ですがありました。
「JR津山線乗降客数調査」を岡山方面から調査開始した班員の内の1名は、岡山県外からの女子寮生。
初めて車窓から眺める亀甲駅を見て、「きもかわいい〜」とつぶやいていました。
一方、「JR津山線乗降客数調査」を津山方面から調査開始した班は、再び津山駅から南下する際、SAKU美SAKU楽(さくびさくら)に乗って調査することができました。
「JR津山線乗降客数調査」を岡山方面から調査開始した班の方は、残念ながらダイヤの関係で、こちらで我慢。
乗った気に…。
午後15時過ぎに津山駅を発着した津山線は2両編成。
自分がいる2両目の乗客は、調査者2名を除くと乗客は4名のみ。
津山駅から一駅南下した津山口から福渡駅にいたるまで、人の乗り降りが一切ありませんでした。
「さすがにここまでとは。御津金川だけの問題ではない。もっと大きくとらえなければならない問題なんですね。」とDP生が話しかけてきました。
机上で考える時間はもちろん大事ですが、足を使って肌で感じるのも勉強。
必要だと一緒に調査に取り組みましたがDP生にも考えるところがあったようで、調査の合間、列車内でiPadに色々まとめる様子も見受けられました。
岡山ー津山間を終日行ったり来たりの朝日塾「津山線乗降客数調査」。
調査したDP生の目には、どう映ったのだろうか。
グローバルな視点でローカルな問題を考え、地域から行動・発信していく。
彼らの挑戦はまだまだ続きます。
(国際交流部長・社会科主任 杉原 大輔)