DP パリ講和会議をシミュレーション
DP「歴史(HL)」授業は、第1次世界大戦後の世界にタイムスリップしています。
かつて、岡山大学の外部団体「岡山模擬国連サークル」と連携して本校にて「Jr.模擬国連」を実施し、「高校模擬国連大会」に連続出場してきたノウハウを活かして、大戦後の「パリ講和会議」のシミュレーションをしています。
生徒達は、ドイツ、オーストリア、イギリス、フランス、イタリア、アメリカの代表者になりきってリサーチを進め、指導教員が務める議長兼セレクタリーのもと、会議外交を繰り広げています。
【公式討議風景】
公式討議(議事録に残るスピーチが行われる公式の会議)、非公式討議(議事録に残らない本音を確認する非公式の会議)、コーカス(公式の会議を一時中断した休憩時、個々の国と接触して会議の作戦を練る時間)を組み合わせて、議論を進めています。
【非公式討議風景】
【コーカス風景】
【複数のWP(ワーキング・ペーパー)とDR(決議案)をGoogle Classroomでシェア】
戦勝国、敗戦国、アメリカ。
3つのWG(ワーキング・グループ)から、3つのDR(決議案)が議場で出来上がり、議場に提出されました。
自国の利益確保と世界平和の2つの視点をもとに、3つのDR(決議案)をコンバインし、1つの決議案が完成するかと思われたその時、議長裁量で歴史的資料が提示されたこともあり、フランスとドイツの歴史的対立が再燃。
提出時刻に間に合わず、パリ講和模擬会議は決議には至りませんでした。
自国の利益確保と世界平和の両立を目指した議論にまた挑戦してください。
今回は、議事進行のみ英語で行おうと試みましたが、一緒に英語を頑張り、次回は英語で公式討議を行ってみましょう。
We simulated Paris peace conference after World War I.
Our students played each country representative and discussed.
Conference: Simulation of the Paris Peace Conference (January 1919).
Setting addition: Germany and Austria, the defeated country, can also participate.