研修旅行最終日、決意あらたに

鳥取・島根研修旅行最終日、神無月(出雲国では神有月)に神々が集うという出雲大社に、高2(14期)学年団が参拝しました。
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伝承によると、昔むかし、オオナムチノミコトは、スサノヲノミコトに与えられた試練を次々と乗り越え、オオクニヌシノカミとして国を平定しました。
天照大神(アマテラスオオミカミ)に国譲りをした際、オオクニヌシノカミは隠遁する場として出雲大社を建ててもらい鎮座しました。
国譲りをした際、「幽(かく)れたる神事を治めましょう」と言ったことから、オオクニヌシノカミは縁結びの神様と言われています。
「幽れたる神事」とは、目に見えない「縁」を結ぶことで、世の中全てのものが幸せであるように、縁が結ばれるようにと解釈されています。
八百万神(やおろずのかみ)と言われるほど、日本の神々は多く、ギリシャ神話の神々同様、ユーモアさがあります。
古代出雲歴史博物館には縁結びに失敗した神様達の面白いやりとりも紹介されていました。
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さて、お祈りをした高2(14期)生の国籍は、日本、中国、タイと様々ですが、「神様、お願いします! おじゃまします!」と一礼、気持ちを落ち着かせて、自分の急所を神様にお見せしてまた一礼、大きな4回の拍手の音で神様に気づいてもらってお祈りを。
二礼四拍手一礼で、お願いごとをしました。
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14期生のお祈りは長く、出雲大社門前町のまち歩き時間が大忙しになりました。
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「ご縁のこと、大学受験のこと、何をお祈りしているのかな?」
学年団の教師は、シャッターを切りつつ興味津々でした。
学年団の教師の祈願は、14期生全員の進学先とのご縁「進路実現」です。
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初めてMYP、DP教育が導入され、生徒も教師も挑戦してきた高2(14期)生も、年が明けると共に、もう受験生のようなもの。
2022年6月にはEJU(留学生版共通テストに相当する日本留学生試験)が、8月にはMOCK Exam(DP生が世界共通の最終試験でどのくらいの点数が取れるかをはかるPredicted Gradeを出す、大学出願に使われる模擬試験)や総合選抜が控えています。
「願いを現実にするのは、一歩一歩、スモールステップの目標設定と努力。そのサポートを引き続きしていこう」
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高2(14期)学年団教師は決意を新たに、帰途に着きました。
(高等部2年学年団 杉原大輔)