先人たちから政治の仕方を学ぼう

高等部1年(MYP5)の「個人と社会」(現代社会・世界史)では、青年期とはどういう時期で、どのような発達段階があるか、何のために学ぶのかを現代社会の教科書やIBの「10の学習者像」を通じて学び、一年間の学習のイントロダクションとしました。

その後、数回の時間を割いて、政治の仕方、具体的には政治権力の使い方を先人たちから学んでいるところです。

高校1年生は寮生が多く、寮長2人を擁しているので、政治の授業は、「今、生活の場である寮にはどんな問題点があるか」「寮生をどうまとめれば良いか、先人たちの例を参考に、寮長にアドバイスをしよう」という身近な問題点についての話し合いから始まりました。

「ファラオはどのようた立場でエジプト人を支配した?」
「オリエントのハンムラビ法典から読み取れる原則は?」
「ハンムラビ王が復讐法を原則の一つにした動機は何だろう?」
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時代や地域をこえた活発な質問や発表がなされました。
また、強国にはさまれたユダヤ人たちは、選民思想など、宗教によって結束をはかったことも学びました。
特に、旧約聖書で史実に基づく事件がいかにドラマチックに描かれているかに皆、キラキラした目で話を聞いていました。

ダレイオス1世の統治法とギリシアの直接民主政を分析した後、現代の各国の政治の仕方と比較していきます。