高等部1年(MYP5) IDU「新型コロナと小さな幸せ~教科書・資料集の執筆者になろう!」 ギャラリーウォーク

高等部1年生は、臨時休校期間中から、Zoomや分散登校の限られた時間を活用して、教科の枠を超えたIDU(Interdisciplinary unit、学際的単元)に取り組んできました。

この試みは、社会科教諭の次の投げかけから始まりました。
「14期学年団は、新型コロナの負の側面だけに着目することをもうやめました。
『私たちは歴史のただ中を生きている。今だからこそ、考えられることがある』。
きっとこれからの教科書・資料集には、今の新型コロナウイルス流行に関する記述が登場するでしょう。
それは、感染拡大に関する統計分析かもしれないし、各国首脳の発言の仕方かもしれない。
はたまた人々の暮らしや政治経済への影響かもしれない。
今まだ朝日塾へ来られていない留学生も、実家に帰省している日本人生も、遠方への外出を禁止されている寮生も皆、教科書に載るほど重要な歴史の1ページを刻んでいるんです。
言い方を変えれば、生きた教材がそこら中に転がっている時代をみんなは生きているともいえます。

身のまわりや世の中の生きた教材を自ら収集して、複数教科の目線で考え、教科書・資料集の続きを執筆してみましょう」。
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IDUの最終段階にあたるギャラリーウォークには、9期留学生(現上智大学法学部3回生)の徐君も加わり、みんなで成果物を鑑賞しては付箋にコメントを書いて貼っていきました。

質疑応答が飛び交い、自分についたコメントを見返すことで、それぞれの改善点も見えてきました。

新型コロナ流行で出来なくなったこともあれば、新型コロナ流行で考えられるようになったこともあります。

これからどんなに厳しい状況に陥っても、世のため人のために自分を役立てられるよう、育てていきたいと思います。
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