朝日塾DP生「第6回高校生による岡山の歴史・文化研究フォーラム」 岡山放送賞、受賞!
およそ10年に1度の頻度で洪水被害に見舞われる御津金川地域。
さかのぼること2年前、地図を片手に、朝日塾中等教育学校からほど近い御津金川地域に出かけた朝日塾生(当時中3)は、高齢化が進み、まち並みが変わる中、多様性を維持する仕組みとして、350年以上の歴史を有する御津の獅子舞に価値を見出し、2019年に開催された「第5回高校生による岡山の歴史・文化研究フォーラム」で発表し、岡山北西ロータリークラブ賞を受賞ました。
中学生だった彼らは、御津金川地域の過疎化の原因の一つは、国道53号線のバイパス化にあると仮定しましたが、実は結論を出し切るには調査が不足していました。
そこで、2021年夏、高等部2年生になった朝日塾DP生は、金川の人や車の流れ、バックウォーター現象が起こりやすい地形等に関して追調査をしました。
活動途上、感染拡大により断念せざるを得なかった企画もありました。
しかし、地域の方々にご協力いただき、日本人・中国人・タイ人が一緒に学ぶ朝日塾生だからできる「御津地域活性化プロジェクト」を立ち上げ、他校にも呼びかけ、活動の輪をひろげてきました。
コロナ禍により軌道修正を余儀なくされつつも、御津地域の持続可能性を維持するために、「10代の自分たちにもできることはないだろうか」と真剣に自問自答しながら起こしてきた地域調査を踏まえたアクションに関して、中国から取り寄せた獅子と一緒に、山陽新聞本社さん太ホールで2年ぶりに開催された「第6回高校生による岡山の歴史・文化研究フォーラム」で発表しました。
その結果、「岡山放送賞」を受賞しました。
獅子舞保存会はじめ、応援してくださった皆さん、ありがとうございました。
(文責:杉原 大輔)