朗読鑑賞会
12月21日(火)4・5限に中1~高2対象に「朗読鑑賞会」が開かれました。今回お招きしたのは、岡山で朗読の活動をされている「花音kanon」の皆様です。「いのち」をテーマに谷川俊太郎の詩や東日本大震災後の実話をもとにした絵本作品、動物とのつながりを描いた民話を朗読していただきました。
朗読終了後には各学年の生徒から積極的に質問が挙がりました。「朗読するときに意識していることは何ですか?」「朗読グループを結成したきっかけは何ですか?」「『いのち』は花音の方々にとってどんなものですか?」「どうして命ではなく『いのち』なのですか?」生徒たちからの率直な質問に、大変丁寧にお答えいただきました。
朗読会終了後、生徒たちはiPadに配信されたGoogleフォームでのアンケートに各自回答しました。今回の朗読では、朗読の掛け合いの中に流れる音の効果も大変興味深く、声と音とのハーモニーに感銘を受けたという生徒がたくさんいました。また、今まで国語の授業で学んだ作品で朗読したい作品として、『スイミー』『やまなし』『走れメロス』『羅生門』『こころ』『人形の家』などが生徒から挙がりました。
花音kanonの皆様、本当にありがとうございました。国語科教員にとっても、これからの授業で「朗読」というジャンルを積極的に取り入れるきっかけをいただきました。また今回の朗読会開催にあたって、プログラム作成から全体の司会進行、振り返りアンケート作成など積極的に案を出し、行ってくれたDP生に感謝しています。準備から朗読会、振り返りを通して、IB教育の「10の学習者像(Learner Profile)」を深く意識する機会にもなりました。
国語科教員 舩本令子