全国高校スキー女子回転2位の根石さん(朝日塾)、次戦は18日、秋田県で始まる冬季国体!

雪国育ちの並み居る強豪を抑えて「晴れの国」岡山勢が表彰台に立つのは、大会史上初めて。

「転倒してもいいから、やるしかない」。
失敗を恐れない攻めの姿勢が望外の結果をもたらした。

「今まで支えてくれた人たちに恩返しができた」。
大会後の充実感に浸るのも束の間、18日から秋田県で始まる冬季国体に向けた地道な努力を根石陽菜乃さん(高等部3年)は続けている。

「晴れの国」育ちの17歳。
再び岡山スキー界に新たな歴史を刻み、鳥海十児学園長が大切にしてこられた「恩送り」を体現してほしい。
teikyo
【参照】山陽新聞.2022年2月11日朝刊.19面

〈「全国高校スキー大会」引率者より〉

根石さんと合流をしたのは、大会が始まる6日前の2月2日。直前まで長野でトレーニングを積んできた根石さんの表情はインターハイに掛ける思いが出ていた。
昨年度引率をさせて頂いた全国選抜大会では2本目の滑りは良かったのだが、1本目で攻めきれず無念の入賞ならず。本人も悔しさを滲み出していた。

今大会では入賞はもちろん、1本目から攻めの姿勢を貫いて後悔をしない滑りをする。とレースまでの期間、事前準備を怠らず朝早くからトレーニングを積んでいる姿を目にした。

2月8日 女子GS(大回転) 26位。
入賞も狙えたと悔しさを出していたが、次のSL(回転)に向けて前向きに切り替えて攻める姿勢は忘れない。と彼女の言動・行動から感じる事ができた。

そして、2月10日 女子SL(回転)当日。
毎日のようにしてきた早朝の縄跳びから始まりレースに向けて準備をしていた。
私も多くは語らず、攻めの姿勢忘れずいつも通り頑張れよ。と送り出しどちらかと言うと緊張していたのは私自身なのかもしれない。

9:00レースがスタートして、根石さんは9番目。
全体の2位につける好成績を残して2本目に繋げる。
1本目直後、「2本目も攻め続ける。こける事は気にせずに後悔がない滑りを」と根石さんは強気な言葉を残して2本目に向かった。

運命の2本目。合計タイムで2位となり準優勝。
強気に攻め続けた結果が出た。
ゴール直後は最高の表情で周りから祝福の声が掛けられていた。
彼女自身の測りきれないほどの努力。そして周りのサポートがあってこその大会史上岡山県初の表彰台。

感動をありがとう!
そしてこれからの活躍にも期待をしています。
(姫野知樹)
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