MYP5 個人と社会特別編「岡山大学哲学カフェ」
本日2・3限
岡山大学准教授・IB入試推進室 室長 サビナ マハムド 先生、同大学 UAA(University Admission Administrator)近藤 治 先生をお招きし、「哲学カフェ」を開催しました。
ディスカッションは、「agree or disagree」(賛成するかしないか)を意識することです。相手の気持ちを大事にするがゆえに、消極的なディカッションになってしまい、効果的な対話になりません。だからといって、「わたしは〇〇であることは、間違っている(そう思わない)」と一方的に発言すると、言い争いになってしまいます。相手の意見に対して、(もし否定するとしても)「リスペクト」することが大切です。また、対話を始める際には、「〇〇人だから...」といった偏見的な見方ではなく、「多様性(=ダイバーシティ)」の見方によるファーストアタックも大切です。
後半は各グループで、以下の問いの答えについて深め、代表生徒が発表しました。
Q1.Why did Russia invade Ukraine?(なぜ、ロシアはウクライナを侵攻したのか?)
Q2.How can the War end?(どうすれば、戦争を終わることができるのか?)
Q3. How did the war affect the lives of Ordinary Ukrainians?(戦争はウクライナの人々の生活にどのような影響を与えたのか?)
Q4.Could this turn into World War III?(ロシアのウクライナ侵攻が、第三次世界大戦に変わるのか?)
「哲学カフェ」を通して、ATLスキルのひとつである批判的思考のトレーニングや、国際情勢のトピックをテーマにグループディスカッションや発表を行い、さまざまな文化背景や経験(価値観)をもつ生徒同士が協力し、学び合うことで、多文化への感性や課題発見力を高める機会となったと思います。
サビナ先生、近藤先生、お忙しい中ご来校いただきありがとうございました。