ある春めいた日に
「先生たちに話したいことがあるから明日行きます」。
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春めいた日に卒業生に突然そう告げられたので少々心配していたのですが、蓋をあけてみると、10期生4名の嬉しい報告でした。
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大学の先生の前で注射器を飛ばすなど、数々のエピソードをつくりながらも看護師資格を無事にとり、4月から京都大学附属病院などに就職する女子たち。
医学部で一生懸命勉学に励みながらも「研修には体力が必要だ」と鍛えている男子。
小学校免許の資格をとり、4月からは北海道の小規模校で担任をするという男子。
「大学受験当日、受験票を机の中に忘れて岡山駅に送り届けさせたI君が小学校の先生にってホンマか〜」とからかいましたが、みな嬉しい朗報でした。
大学入学後、一時は厳しい時期があったという10期生もいましたが、頑張ってくれていて何よりです。
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嬉しい時もですが、方向性に悩む時なども、いつでも朝日塾中等教育学校を訪れてほしいと思っています。
母校も先生方も、みんなと同様、年々成長しながらみんなが再び訪れてくれるのを待っています。
(国際交流部長 杉原大輔)