全国高等学校ビブリオバトル2023 岡山県大会

日時:2023年10月29日(日)14時~
場所:岡山県立図書館 

今年度もビブリオバトルに本校から2名の生徒が参加してきました!

ビブリオバトルとは、「本を通して人を知る・人を通して本を知る」というコンセプトで行われる、書評合戦です。
5分という決められた時間で、おススメしたい本を紹介し、発表後には2分間のディスカッションタイムが設けられ、観戦している方からも質問が自由に行われます。
全員の発表後に、「どの本が一番読みたくなったか」の基準で投票が行われ、チャンプ本が決定します。

岡山県内から6名のバトラー(発表者)が集まり
本校からは、高2生(DP)の松浦太誠さん、本間光海さんが参加しました。
くじでの順番決めで、1番目に松浦さんが遠藤周作の『沈黙』、3番目に本間さんがサン=テグジュペリの『星の王子さま』を紹介しました。

松浦さんはトップバッターという事もあり、やや緊張してしまい途中で止まってしまう場面もありましたが、宗教観や正義について難しいテーマながら、『沈黙』を自分なりに分析できていたのではと思われる発表で、他のバトラーからの「この本の持つどれが正しい?正しくない?という問いかけについてどう思いますか?」といった質問には、パレスチナ問題も話題にしながら、お互いの内情も考えていく相互理解の必要性について自分なりの言葉でしっかり伝えていました。


本間さんは『星の王子さま』の好きなエピソードに上手く自分のエピソードを交えながら、王子さまの心情の変化や死生観の分析と合わせて紹介することができていました。読んだことがある方も多かったため、「登場人物の誰が好きですか?」という質問や「発表に感動しました」という観戦者の意見もあり、本人も喜んでいました。

残念ながら二人ともチャンプ本にはなれませんでしたが、大勢の前で一人で発表するという経験ができたことは、すごく収穫になったようでした。

会の終了後にもバトラー同士でお互いの感想を話したり、おススメ本を紹介し合い、それぞれ楽しかった様子が伝わってくる良い会でした。

終了後、ちょうど岡山県立図書館はフェスタ中だったので看板の前で1枚リラックスした写真が撮れました。
(学校司書 小竹祐加)

ビブリオバトル公式サイト

岡山県立図書館図書館フェスタ

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