高等部3年【公共演習】思考のLESSON「サンプル問題(大学入学共通テスト)を解くカギ②」

高等部3年「公共演習」では、大学入学共通テスト(一般選抜)・総合型選抜・学校推薦型選抜など、あらゆる大学入試方式を想定し、政治・経済分野、倫理分野を中心とした「主体的・対話的で深い学び」に取り組みます。また、「公共演習」科目の選択者の志望学部・学科から、社会科のあらゆる学習内容(地理歴史・公民)に転移(トランスファー)できるように活動的に授業を設定しています。

本日4・5限
引き続き、「大学入学共通テスト 公共サンプル問題」のうち、いくつかの問題をピックアップして解きます。
▼「食品ロス」「フォードドライブ」に関連する事項として、「食の選択と倫理について」紹介。近年、倫理的な食選択のあらわれの1つである「アニマルウェルフェア(動物福祉)」について情報共有を図ります。また、この記事から「他者危害の原則」をピックアップし、「公道にはみ出した空き家の管理について、どのように解決すればよいのだろうか。」という問いに対して、「自由・権利と責任・義務」の視点に着目して考えてみます。
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▲各グループでまとめた内容を代表生徒が説明、思考を可視化した情報を共有することで、多角的な視点で物事を読み取る力も意識できます。このように、「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組み態度」の観点をいずれかの学習活動と結び付けて、マーク方式や記述方式への対策を進めています。
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▲4つのグループに分かれて、「自分の自由」と「他者の自由」をどのように調整すべきか、各自の意見からグループの見解へとまとめます。実際に起きた出来事(事例)もふまえて、第三者的な立場(国や県、地方公共団体)による法の整備や、仲裁的な対応が必要ではないかという見解がみられました。

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▲後半は、各自で、経済社会の変容に関する演習プリントに取り組みました。次回、この演習プリントを使って問題演習(過去問題等)に挑戦していきます。