中等部2年「立志式」
【立志式を終えて】
江戸時代における成人式は元服とよばれ、数えで15歳頃の立春に行われたとされています。「元」は首の意味で冠をかぶること、「服」は成人の服を着ることを表し、例えば髪型を変えたり、氏名を改めたりすることもありました。ちなみに女子の元服は、「髪上げ」「まゆはらい」などと呼ばれていました。
時には大人扱いされたり、その一方で子ども扱いされたり、世の中の矛盾や不条理も経験し始める思春期の14歳。生徒らを取り巻く社会は、「不確実な未来」「予測不可能な社会」とよばれ、刻一刻と環境が大きく変わっています。新しい生活様式の中、少し窮屈に思えます。しかし、そのような暗い社会の中でも生徒らの素晴らしい”夢”や”目標”が、将来を好転させる揺るぎない「志」となることを実感しました。
今日の「立志の誓い」は、これから歩む人生の第一歩となります。また、生徒一人ひとりが自身の想像力や表現力を発揮させ、自らの考えで将来を見据えて踏み出すきっかけにもなります。ぜひとも、自己肯定感をもって、その夢や目標に向かって躍進してほしいと願っています。
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→立志式後の記念講演の様子です。
講師:本校卒業生(7期生)
岡山大学大学院ヘルスシステム統合科学研究科所属 三木雄太 氏
夢や目標を具現化するためには、(自身の体験を通して)興味関心を少しでもつように「多くのものにふれる」こと、様々な教科の学習をふまえて、多岐にわたる知識や考え方(価値観)を身につけることが大切であり、このような経験が「困難に立ち向かう力」となることを改めて伝えてくれました。ありがとうございました。
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