高1男子留学生、おばあちゃんの命を救う
終業式を終えた25日11時過ぎ、寮日直に入っていたら、走り来る高1留学生(男子)が一人。
「そんなに慌ててどうした? どうした?」というと、「お年寄りが倒れている。急いで急いで」と「はぁ、はぁ」、肩で息をしながら言うではありませんか。
ただ事ではないと、居合わせた寮務課員を派遣。
彼は教員と一緒に、猛ダッシュで走り去りました。
数分してからまた戻ってきて、「やっぱり先生も来てください!」と男子寮生。
寮の鍵を閉めて現場に向かったところ、近所のおばあちゃんが庭で転んでしまい、動けなくなってしまっていました。
救急車を呼び、息子さんにも連絡がつき、大事に至らずにすみました。
生垣で道路から庭が見えにくく、1時間ほど助けを求め続けておられたようで、男子寮生が気づいて寮まで走らなかったら、深刻な事態に陥っていたかもしれません。
寮と現場を何往復もした高1男子留学生が、立派な「利他の精神」を発揮したので写真を撮らせてほしいと言ったのですが、「当たり前のことをしただけなんで、恥ずかしいから」とのこと。
いつになく彼が、男前に見えました。
(国際交流部長 杉原大輔)