MYP5 UNIT4「地理レンズ」からみる歴史探究(いまの私たちにつながる課題2)3

MYP5年次(高等部1年)社会科は、新教育課程である「地理総合」と「歴史総合」を組み合わせた、『「地理レンズ」からみる歴史探究』をテーマに学習を進めています。UNIT4も引き続き、試験的に「ロイロノート・スクール」を使って進めています。
↓今後の学習の流れです。現在、「展開2」に進んでいます。
MYP5個人と社会(16期生) UNIT4_KUSAKA hirofumi_授業教材
単元の問い
「冷戦が終わり、グローバル化は、世界をどのように変えただろうか。」
【学習の視点】
①冷戦終結の過程とグローバル化の特質について理解する。
②グローバル化の進展や地域統合、ナショナリズムの強化について各地域を比較して考察し、その特質や問題点を自分の言葉で表現する。
③冷戦の終結とグローバル化の進展がどのような課題を生み出したのかについて考察し、解決策について追究しようとする。

8日(水)5・6限(前回の続き)
3つの社会的事象のいずれか1つ選んで、その社会的事象を「5W1H」の視点で、オリジナルレポートを作成・提出。
特に創意工夫がみられ、社会的事象について、探究的なアプローチでまとめた生徒数名から「なぜ、このような表現にしたのか」「何に着目したのか」など発表しました。
・塩の行進
・モスクワオリンピック
・BREXIT(ブレグジット)
「When:いつ」「Where:どこで」「Who:だれが」「What:何を」「Why:なぜ」「How:どのように」
様々なシンキングツールを転用してオリジナルな表現で課題に取り組んでいます。
生徒の成果物(代表)の紹介↓
無題2
↓さらに、発展的な形成的評価を行うため、以下の問いを生徒に投げかけ、自分の見解を含めてレポートを作成していきます。
「Q.3つの視点のいずれか1つ選んで、(前回選んだ)社会的事象は、どの視点に最もあてはまると考えるか?」
(選んだ視点と社会的事象をつなげた理由を関連づけてまとめよう)
【3つの視点】①対立・協調 ②平等・格差 ③統合・分化

この単元で提出したレポート(シンキングツール)などを参考に、教科書等から抜き出した、情報(重要語句)を文章(短文)として、再構築していきます。選んだ視点を前提に、社会的事象(塩の行進・モスクワオリンピック・BREXIT)との関連性や、自分の考えをどのように情報(以前にまとめた重要語句)とつなげるか、「思考のLESSON」で学びを深めます。

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↓6限終了までに、全員が作成・提出することができました。授業冒頭の発表の際や今回のレポート作成中でも、生徒らは積極的対話から思考を深めています。「どうすれば、よりよい探究につなげることができるのか」という視点で取り組む様子がみられます。
無題
→次回、この作成したレポートの振り返りを行います。