高等部2年生 掃除の話
【高等部2年生の担任の先生より、クラスでこんなことがあったと伺いました。】
掃除の時間には生徒が持っている気質がよく現れます。
ある日の教室掃除は人手が足りず、作業が遅れていました。
他の掃除場所から、続々と生徒が戻ってくるのですが、帰って来た瞬間から手伝ってくれる生徒もいれば、見て見ぬ振りをする生徒、その場にいたら手伝わされると別場所で終わるのを待つ生徒もいます。
そこで私はSHRで以下のような話をしました。
・一時的に楽をすれば、得した気持ちになるかもしれないが、長期的にはそうではない
・自分の役割だけを果たすだけで良いという考えはこれから先通用しない
・困っているクラスメートのために少しでいいから力を貸せる人になって欲しい
・口だけでなく行動できる人になって欲しい
留学生もいる中でこのような話は少々面倒な話かもしれませんが、何か話題を見つけては前向きに自分で考えてもらえるように工夫して話をしています。
(写真は掃除後の黒板です。黒板掃除を何を言わずとも毎回ピカピカになるまでしてくれる生徒には頭が下がる思いです)