中2MYP3言語と文学 ゲームクリエーターになろう

『走れメロス』の分析をしていくために、目的を設定しました。
課題:ゲームクリエーターになって、『走れメロス』でボードゲームを作る。

条件:
①『走れメロス』のストーリーが正しく伝わること。太宰治の創作の意図を尊重すること。
②このボードゲームを通して『走れメロス』の読者を増やすこと。
③面白く感動が伝わるもの。
④ビジュアルもいいこと。

高2DPコース生が言語と文学の授業で分析しているフランツ・カフカの『変身』は現在ゲームになっていて、ゲームが新しいメディアとして世界に広がりをみせています。そこでゲームと文学をつなげる課題を設定してみました。
せっかくグループで話し合いなどの協働的な学びをするのなら面白いほうが楽しい。作品のテーマや世界観をうまくボードゲームに落とし込みできるでしょうか。
「青と黒のイメージだな。」とつぶやく生徒がいたので「なぜ?」と聞くと「かっこいいから」「かっこよさを伝えるために青と黒を選ぶのなら、本文のどこが根拠になるのか探してみて?」と話し合いは進んでいきます。
 この話し合いや体験を総括的評価課題コメンタリー(文学批評)に生かしていきたいです。アイデアをたくさん出して文学の世界を楽しんでください!

【国語科教諭 平松綾子】

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