MYP5 個人と社会特別編「岡山大学哲学カフェ体験学習」
本日6・7限
「岡山大学哲学カフェ体験学習」
岡山大学准教授・IB入試推進室 室長 サビナ マハムド 先生を講師にお迎えし、「哲学カフェ体験学習」を開催しました。
また、体験学習をサポートしていただくため、同大学主任UAA(University Admission Administrator)田村 繁樹 先生、教育推進機構 助教 内田 奈緒 先生にもご来校いただきました。





▲「哲学カフェ体験学習」では、「agree or disagree」(賛成するかしないか)を意識することが大切です。相手の気持ちを大事にし過ぎて、相手に対して過剰な気遣いが返って消極的なコミュニケーションになってしまい、効果的な対話になりません。
相手とのトラブルを避けるために、相手の意見を一方的に受け入れてはいけません。「相手をリスペクト(尊敬)すること」を前提に、(相手と対話するときには)「思いやり」や「やさしさ」をもって接することも大切です。

▲前半は「アクティビティ(アイスブレイク)」で思考を和らげます。
「Which figure (no.) on the right matches your feeling at this moment and why?」
自分の事だけでなく、他者の発表を聞く際は「相手へのリスペクト(聞く姿勢)」が大切です。自分の考えとの違いを知ることで、より相手の事(認識)を認識できるはずです。「コミュニケーションスキル」をよりよく向上させることにつながります。



















▲後半は各グループで、以下の問いから1~2つ選びグループの見解を深めてまとめました。
Q1. How big do you think the risks of an earthquake happening soon are? Explain.
地震が間もなく発生するリスクは、どの程度だとお考えですか?説明してください。
Q2.Do you think the “Japanese government’s” warnings & earthquake survival education are too early? Agree OR Disagree? Explain.
「日本政府の」地震に関する警告と地震対策教育は、時期尚早だとお考えですか? 賛成か反対か、理由を説明してください。
Q3. If you were to prepare an emergency backpack for post-earthquake survival, what would you put in it, and for how long? Explain.
地震後の生存のために緊急用バックパックを準備する場合、何を入れますか、そしてどのくらいの期間を想定していますか?説明してください。
Q4. If an earthquake happens anytime soon, how will it affect your life and environment?
Explain.
もしも近いうちに地震が発生した場合、あなたの生活や環境にどのような影響を与えるでしょうか?説明してください。








▲今回の「哲学カフェ体験学習」を通して、ATLスキルのひとつ「批判的思考」のトレーニングや、「南海トラフ地震」をテーマにグループディスカッションやプレゼンテーション発表を行い、さまざまな文化背景や経験(価値観)をもつ生徒同士が協力し、学び合うことで、多文化への感性や課題発見力を高める機会になったようです。
▲サビナ先生、田村先生、内田先生、お忙しい中ご来校いただきありがとうございました。