中等部3年 沖縄研修旅行
11月19日(火)から3日間、19期生は沖縄へ研修旅行に出かけます。
1日目の今日は雨予報の中、見学時は雨がほとんど降ることがなく、充実した平和学習が行えました。
ひめゆりの塔・資料館では、2学期の初めから全員で作ってきた千羽鶴を奉納し、黙祷を行いました。資料館では薄暗く狭い「ガマ」の様子や生存者の証言映像を見て、改めて当時の悲惨さを痛感しました。
沖縄平和祈念公園では、平和宣言を行い、公園の周りにある「平和の礎」や「勇魂の碑」を見学させていただきました。平和宣言では中2から行ってきた平和学習をもとに、『二度と79年前の悲劇を繰り返してはならない』と平和に対する考えを述べてきました。
首里城では、2019年の火災から再建されている様子を見学してきました。屋根を建設している職人の姿や、火災の中で残った屋根瓦や龍柱の一部を見ることができました。
明日は生徒たちが楽しみにしている伊江島での民泊です。
沖縄の歴史や文化をたくさん学びましょう!
中等部3年団 山根綾悟
朝日塾中等教育学校19期生 平和宣言
私たち、朝日塾中等教育学校中等部3年生は、「愛・平和・幸福」をテーマとして、平和学習を進めてきました。広島の原爆、岡山空襲など当時の状況を写真や講話で目の当たりにし、そこには恐怖、怒り、悲しみ、憤り、どの気持ちも通り越して言葉を失っただけでした。また同時に「愛・平和・幸福」という存在がとても尊いものだと言うことを痛感しました。そのような私たちにとって、沖縄という地を訪れることは深い感慨をもたらしました。この地は第二次世界大戦の激戦地であり、数多く命が奪われた場所です。単なる悲しみではなく、未来への希望を生み出す場所でもあると感じています。
終戦を迎えてから今年で79年が経ちました。穏やかな街の中でも建物一つ一つに戦火の記憶が残っています。これまでにもたくさんの人たちの手によって戦争の悲惨さや失った人への言い表せない悲しみが語り継がれてきました。これからは私たちが伝えてもらった戦争の歴史を、平和実現への想いを込めて語り継いでいく使命があると思っています。
異なる文化や価値観を尊重し、対話を重ねることで「平和」は築くことができると信じています。戦争の犠牲となった方々に哀悼の意を捧げ、決して79年前の悲劇を繰り返さぬよう、世界平和の実現に向けて私たち一人一人が努力することをここに誓います。